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専修大学 社会知性研究会

「社会知性の開発」(専大HP参照)を目標に、週1回、ディベートまたはディスカッションを行うサークルです。

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初コメント!

客観的に自分の発言した意見を見ることによって新たな発見があると思うので、みなさんもそこに注目してみてください。


今回の記事にしてもここまで詳しくわかりやすく説明してくれて本当ありがとう!

これからも盛り上げていきまっしょい!!

移民受け入れについて

記事とても見やすく、分かりやすいです。
まとめて頂きありがとうございます!

私は移民受け入れに寛容であるべきだと考えています。
近年グローバル化が進む中、世界公用語である英語を話せない日本人は7割にも上るそうです。http://economic.jp/?p=29982
個人的な見解ですが、それは周りに外国人がいなく、コミュニケーションの機会がないからだと思います。
勿論、文化の違いによる弊害、地域格差の更なる拡大も考えられますが、移民を受け入れることにより、語学力の向上、日本にはない新たな価値観を運んできてくれると考えます。
移民労働者の受け入れの有無とは大きくかけ離れてしまったことをコメントしましたが、皆さんも記事を読んで思ったこと、感じたこと、何でも良いのでコメントして頂けると幸いです。

感想

討論記録&まとめおつかれさま、三年の上田です。ぼくからは感想を少し、先週の議論に上がった多くの事柄は表裏一体だった感じがします。つまり労働力不足の解消⇔日本人の賃金低下
日本の国際化促進⇔文化摩擦
日本人の海外進出⇔日本企業の外国人雇用
飽食の現代⇔食料不足etcてなふうに。ひとつの事柄のいい面悪い面どちらが大きいかを表現できるか(あるいは相手を説得できるか)。これが議論の要な気がしました。うーん難しい。

活動報告①「積極的に移民労働者を受け入れるかどうか?」

タイトルについて、下記リンク先にアップロードしたので、各自参照して下さい。又、当該資料については、書記で協力作成したものですが、内容等に不明瞭な点や、改善の余地がある場合は、積極的に更新していだけると有難いです。

http://sendi.web.fc2.com/data/imin_0417.docx

更新の方法については、下記リンク先のファイルマネージャーに同一ファイル名でアプロード(上書き)を行って下さい。(登録アドレスとPWは代表がメールで連絡します。)

http://fc2.com/

今回の「日本は移民政策を積極的に受け入れるかどうか?」というテーマについて、ディベートにおける皆の発言と、僕が影響を受けたことを基に、まとめてみたいと思います。↓↓




まずは、冒頭でのAさん(賛成派)の発言「移民労働者不足により、4月1日現在、都内で3件の保育施設の建設が間に合わず、園児がプレハブで学ぶ状況がある。」ことについて

ここで気付かされたのは、「労働人口不足という問題には一刻を争うものもある。」といった点。というのも、今回ディベ前の僕自身の見解は、長期的な影響力に偏ったものばかりだったためです。


Bさんや、Cくん(反対派)が指摘してくれた労働供給と需要や、保育支援制度のような問題の解決策には、長期での効果を視野にいれる必要があると考えます。しかし、すぐ目の前で困っている人々がいる状況ではどうでしょう?

加えて、政府与党の大量移民受け入れ姿勢の肯定について。この背景には、震災復興や東京五輪に向けたインフラ整備等の直近の問題も挙げられていました。




一方で、とあるネットの社会調査(n=1500)では反対派が7割近くを占めていたし、反対運動を行う団体が積極的な活動をしたりもしているようです。これらの反対派の人々の意見を見ていくと、一部で、積極的な移民の受け入れを日々の自分たちの生活への「阻害」として捉える人も散見されました。

Dさん(肯定派)が発言されたとおり、国際社会においての日本人の姿勢は少し消極的なのかもしれません。これについては、島国としての物理的独立性や、内需が強い経済性が背景にあると考えます。


しかしながら、21世紀に入り、IT革命により情報と産業は空間を越えるようなり、ついに減少が始まった日本の人口も、1億を下回る日も遠くないことから(ゆえに総生産、総所得は長期的に低下し続ける。)※1


僕たちは、従来の世代と比べれば確実な変化を求められる世代なんじゃないかと思います。そんな風に、国際競争世代にとっては、積極的な移民の受け入れにより、海外の人が日本に入ってくるというのは、逆にチャンスとも言えるのです。



一方で、経済成長の真只中で、今の日本のためにガムシャラに働いてくれた方や、定年退職して年金受給をして、今までのどおりの日本を平和に暮らしていきたいと思う方からすれば、予想しなかったこと(町にいきなり外国人がいきなり増えてしまう。)が起こる故の困惑も理解に至ります。

Aさん(賛成派)の実体験から、フランス人、ドイツ人も英語ができる人は少ないんだから、日本人も奥するな!という話もありました。

このように、世代や必要に応じ見解が異なるものの、国際化の時代を日本が避けて通ることは難しそうです。又、今回の積極的な移民受け入れの可否に関わらず、国際競争を求められる企業では、グローバル採用、英語力による昇進基準などにより、既にグローバルの渦中で戦っている人もたくさんいるようです。※2

今回のディベで、しゃちけんメンバーからも、積極的な移民受け入れによるデメリットとして、治安の悪化、文化の違いの制度的な解決に難航、参政権(今回のテーマから除外されている。)が挙がりました。(Eくん、Bさん、Fくん、Gさん)


ここで、少し僕の見解を付け加えさせて貰うと、まずは、「受け入れた移民がどこで働くのか?」という点について

Iさんが(賛成派)自身の親族の経験から発言してくれた、深刻な人手不足にある農業等の1次産業で働いてくれる移民の受け入れというのは、確かに産業の衰退には、必要不可欠な解決策となるでしょう。

又、産業構造の違いにより、人口密度の問題にはならないというOさん(賛成派)の意見もありました。


しかし、移民も自分たちの意思(インセンティブ)をもち、自分たちの損得を判断し、自由に自治体を移動すると考えた場合、長期的にみて産業衰退や地域格差の問題はどうなるでしょう?※4


次に「どんな移民を受け入れるのか?」とう点について考察すれば

日本がこれから受け入れるべき移民とは、Hくん(賛成派)が発言してくれたような、日本で不足している単純労働者※3なのか、それとも大橋さん(賛成派)が発言してくれた高度な知識や技能をもった職業エリートなのか。といった点です。※5※6

こうやって考れば、量と質の問題点にも思えるけど、冒頭でのAさん(賛成派)の発言による保育施設の建設のような先を急ぐ問題も直近に迫っています。

そして、長期的リスク軽減の観点から、今後の移民の受け入れには反対派の人が言うように、何らかの制約を付けるべきだと僕(反対派)は考えます。※7

それは、Bさん(反対派)が問題定義した「そもそもの国内の労働問題の解決」は、積極的に移民を受け入れるかどうか?といった観点だけでは、解決できないと考えるためです。※8





※1それでも、依然として、日本は、まあまあ裕福な1億人の市場であり、世界的にも大規模な市場である。又、同時に高齢者人口の増加による消費ターゲットの変化も進むだろう。例えば、コンビニ、ドラッグストア等の消費ターゲットは既にお年寄りに移行している。

※2今年の春、友達が見事に入社した某大手企業では、入社後の合同説明会からすべて英語で行われ、専門的な単語が多く、彼は何を言っているのか半分くらい聞き取れなかったなかったらしい。

※3最近では学歴に関わらず、居酒屋等でバイト(単純労働?)をしながら、夢を追う若者が多い。又、ゲームデザイナーや声優といった、独立して食べていくには狭き門を目指す専門学校も増加傾向にある。その背景には、経済的で裕福であり、持ち家がある両親のもとで暮らしながら最低限の生活費を稼ぎ、残りの時間は夢を目指すために充てるという若者の増加がある。都内の渋ハウスというシャアハウスでは15人程度の若者が暮らしていて、前者同様に月4万程度の生活費が稼げれば生きていける。

※4農業のためにきてくれた移民の親をもつ子供が、都市部での進学や就職を希望した場合等を考えてみてほしい。

※5例を出すと、「綱引きの勝敗」とかって話になる。10人のチームと5人のチームが戦っても、一人一人の頑張り次第で、5人のチームが勝つことができるのが、いま日本の経済学者の間で流行中の「全要素生産性」である。加えて、人手不足の日本チームへ移民としてきてくれた6人目が「優秀な指導者」ならどうだろう?

※6最近テレビで脳科学者の茂木さんが、東大生を集めて説教するという番組を見た。茂木さんの怒った言葉づかいが汚くて個人的にはきつかったけど、内容は日本の大学は国際的でないがために、海外から遅れているといったもので興味深かった。

※7日本は出遅れていると悲観的にならず、移民先進国の失敗例等も参考にしながら、これからの移民受け入れのあり方を考えていくべきだ。

例えば、オランダでは2007年に、一般の移民の規制を強化する「市民化法」が施行されている。それにより、オランダに居住する外国人には「市民文化試験」が課される。試験の合格にはオランダ語はもちろん、オランダ社会に対する様々な知識やマナーが要求される。

※8例えば、最近では女性を積極的に雇用しようって流れがあるけど、現状の社会支援制度だと子供を産むなってことにすら感じる。(特に都市部)政府だって確かに一生懸命動いていて、僕の会社でも「男性の育児休暇推奨」ってパンフレットが回ってきたけど、現状で取得している人は皆無である。それに自民党がいう「自助」の介護とかって、(積極的に女性が雇用された)共働きの家庭だったら誰がするのだろう?
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客観的に自分の発言した意見を見ることによって新たな発見があると思うので、みなさんもそこに注目してみてください。


今回の記事にしてもここまで詳しくわかりやすく説明してくれて本当ありがとう!

これからも盛り上げていきまっしょい!!

移民受け入れについて

記事とても見やすく、分かりやすいです。
まとめて頂きありがとうございます!

私は移民受け入れに寛容であるべきだと考えています。
近年グローバル化が進む中、世界公用語である英語を話せない日本人は7割にも上るそうです。http://economic.jp/?p=29982
個人的な見解ですが、それは周りに外国人がいなく、コミュニケーションの機会がないからだと思います。
勿論、文化の違いによる弊害、地域格差の更なる拡大も考えられますが、移民を受け入れることにより、語学力の向上、日本にはない新たな価値観を運んできてくれると考えます。
移民労働者の受け入れの有無とは大きくかけ離れてしまったことをコメントしましたが、皆さんも記事を読んで思ったこと、感じたこと、何でも良いのでコメントして頂けると幸いです。

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討論記録&まとめおつかれさま、三年の上田です。ぼくからは感想を少し、先週の議論に上がった多くの事柄は表裏一体だった感じがします。つまり労働力不足の解消⇔日本人の賃金低下
日本の国際化促進⇔文化摩擦
日本人の海外進出⇔日本企業の外国人雇用
飽食の現代⇔食料不足etcてなふうに。ひとつの事柄のいい面悪い面どちらが大きいかを表現できるか(あるいは相手を説得できるか)。これが議論の要な気がしました。うーん難しい。

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自己紹介:
こんにちは!ディベート・ディスカッションサークル社会知性研究会です。「社会知性の開発」(専修大学HP参照)を目指して、週に一度、7限終了後、討論を行っています。
少しでも興味のある方は、サークル代表までお気軽にメールをどうぞ。
sy8ken@gmail.com

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