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専修大学 社会知性研究会

「社会知性の開発」(専大HP参照)を目標に、週1回、ディベートまたはディスカッションを行うサークルです。

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活動報告③「義務教育中の子供の携帯(スマホ)の使用を禁止する。」について

テーマ:義務教育中の子供への携帯電話(スマホを含む)の使用を禁止する。
今回の活動報告は大雑把な流れと、その補足です。
 
参加した方も、できなかった方も感想などのコメントお待ちしています。
1.まずは、賛成派の意見から
 
・スマホの普及により、課金ゲーム、援助交際など社会問題が増加している。
 
・活字離れ、辞書を引かない等による学力の低下が懸念される。
 
・裏サイトなどにより陰口が書き込まれ、人間関係が悪化する。
 
・子供には、スマホにより入手できる膨大な情報を見分ける能力(メディアリテラシー)がない。
 
 
2.それに対して、反対派の意見及び反論(反論は*)
 
・禁止をしたところで、隠れて使用する人がいるため、禁止する意味があまりない。
 
・家庭レベルの問題である。そのため法律等で禁止する必要はない。
 
・東日本大震災においてスマホは情報伝達手段として大いに活躍した。
 
*課金ゲームについては既に国で規制を掛けるように進んでいる。
 
*スマホの発展よりも10年以上前から携帯ゲーム機は普及していたため、スマホだけが社会問題の要因ではないと考える。
 
*前述の社会問題を引き起こす根本要因は、ハード(スマホ)ではなくソフト(ゲーム会社やSNS等)にあるため、それらを規制することで対処するのが妥当である。
 
*子供時代にメディアリテラシーを養うためにも、携帯(スマホ)使用させていくべきと考える。失敗から学ぶこともある。
 
*スマホがなくなっても事件はなくならない。
*又、スマホやインターネットを使わないことにより学力が低下するのではないか?
 
 
 
3.これらに対する賛成派の反論及び、反対派の反論への反論(**)さらにその反論(***)
 
*ツイッターについては、フォロワーの多い人間ほど影響力があるが、それが情報の正確性に必ずしも比例しないと考える。震災時、実際に誤った情報を流す専門家も散見されたためである。
 
*最近の携帯ゲーム機やスマホでは、通信相手は不特定多数である。そのため子供がトラブルに巻き込まれる可能性が高くなると考える。それ以前では、通信ケーブル等を使用して少なくとも顔の見える相手のやりとりだったためである。
 
*ソフト(ゲーム、SNS)を規制するのは、企業の技術革新や利益追求の観点から間違っている。又、大いに裕福な家庭にとっての課金ゲームに問題がないように、個人の問題であると考える。
 
**子供の道徳上よくない点もある。
 
***個人、家庭の問題という前項での定義から矛盾している。
 
**携帯(スマホ)からソフトの話に論点がずれているのではないか?
 
***活字離れ、学習意欲といった点から完全に外れてはいないと考える。
****携帯を持ち歩かないという論点からはズレている。
 
*経験談として、学生時代にインターネットを使用していないが、図書館等で情報収集能力を身につけたため、自身のメディアリテラシーが劣っているとは感じない。学習意欲の問題である。やる気のない子は友達と電話をしてしまう。
 
**義務教育において、利便性及び子供の意欲向上等の観点からタブレットを取り入れている学校もある。
 
***一方で、知り合いの小中学生の携帯(スマホ)の使い方を見ると、パズドラなど楽しいことばかりしているように見える。
***外食では好きなものばかり食べるように、情報も偏ってしまう。
*犯罪=スマホではないが、女子中高生の古物市を取り締まるサイバー警察が近年発足している例からも、事件に巻き込まれる比率は上がっている。
4.最後は折衷案にまとまったのでその紹介と、反論・補足がされてないその他の意見です。
☆義務教育の子供の携帯(スマホ)を禁止するべきでも、許可するべきでもない。段階を積んで資格を与えていく制度を国として考えていく必要がある。例えるならば、運転免許のようなスマホ教習所を作るのはどうだろうか?
・ガラパゴス携帯と言われる日本の携帯の発達は、海外のブラックベリー、ノキアなどのシンプルな機能の携帯と比べて著しい。
・子供の柔軟性、吸収力が高く、教育する側の大人を超越している。そもそも大人にもメディアリテラシーがないから教育する必要がある。
・携帯電話は子供ではなく、サラリーマン等に向けて作られたものである。子供は親のモノを借りるなどして必要に応じて使えば良い。所有することにより、問題が起こる可能性が高まるためである。
・スマホを辞めると、社内のコミュニケーションが増えると見込み、給料が上がる会社がある。
・携帯で調べる習慣により、漢字が書けなくなった気がする。
5.おまけ
キノコの山 or タケノコの里
おわり
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活動報告②「定年退職の年齢引き上げについて(65歳→70歳)」

今回の活動報告では、ディベート内容の議事録のみを掲載しました。

不明な点は代表か書記まで一報お願いします。





「テーマ」

定年退職の年齢引き上げについて(65歳→70歳)





<肯定派>
・高齢者の熟練した技術(特に物作り)を若者に継承することには意味がある。
人材の確保→人材育成に期待

・定年後の再就職を探す手間がなくなる。

・セカンドキャリアだと、仕事が畑違いになる場合もあり就職が難しい。
そのため、働く期間の延長が好ましい。

・年齢が理由で雇わないのは職業差別である。

・ベービーブーム以降、生産人口が減っているので、定年を引き延ばしても、労働市場のバランスは保たれる。

・年金の支給年齢も上がっている。


<否定派>
・現状では就職難の時代である。にも関わらず古株を残す必要性があるのか?
ポスト役職が詰まる=若者にチャンスがなくなる⇒失業者の増加

・日々めまぐるしい技術革新が起こっている。そのため高齢者の知識技能が
通用しなくなる場合が多い。

・高齢者は処理能力が低下しているから、会社に必要ない。


・定年の引上げにより、これから先、さらに年金受給年齢を引き上げられる恐れがある。

・加齢による、体力の低下には個人差がある。ってか、そこまで働きたくない。


<主な論点>

☆肯定派
★否定派

(1)
☆高齢者は会社に必要である。
・ゆとり世代の若者に対して、礼儀を教えたり精神面を鍛える。
大企業でも、責任をとれない若者が現実に多い。
・つまり、高齢者と若者が同じ種類の仕事をするのでなく、若者に足り
ない部分を補い、育てていく。

★それは、65歳以上でなくも行われてるのではないか?又は行っていけるのでは?

☆現状の定年慣行だとやる気がなくなる。
・40~45の定年の場合もある。
(銀行等)
又、そうした企業内では自殺率が上がっている。
・そのため、定年と人材育成とは関連性があると言える。

★再雇用の制度を作るべきでは?
・いい人が残り、悪い人は定年させる。会社がとらない人は能力がない。
・同じコストならば、再雇用にコストを掛けていくべき。

☆会社の利益のためにも、人材育成と教育に重点を置く。

★実例として、定年に関わらず雇用が流動的な企業もある。


(2)
☆日本型の終身雇用がくずれる=セカンドキャリアの時代
においては、弱者救済の観点から定年を上げるべきである。
・本当の終身雇用になる。暗い時代だと思う。

★だからといって、定年退職という制度にとらわれる必要はない。
・一例でしかないなら、特例とすればいいのでは?
⇒特例法による処置が望ましい。

(3)
☆日本におけるモノづくりには、手作業でしかできないこともたくある。

★実例での反論
・父が工場で機械を作っているが、昔の知識は役に立たず、苦労している。



<最終討論>

★働きたい人と、働きたくない人の両者が、選択できるような制度を作る必要がある。現状でも、年金を早期受給できる制度があるが、早期受給者が不利になるようにできている。

★現状での日本における少子化の理由として、若年層の所得が低いことがある。
そのため、定年引上げにより、さらに少子化が進んでしまう。

★日本の歴史を振り返り考える。大化の改新や、明治維新等の時代の窮地には、新しい世代が活躍してきた。上の世代はそれらをフォローする等して協力するとう考え方もある。例えば、明治維新における坂本竜馬は土佐藩出身の下士であったが、彼を資金面等で支援してくれた上の世代に助けられている。





▽(中立)今回は企業や雇用者の立場での意見が多かったが、行政からのアプローチができたら、もっと考え方の視野が広がる。





☆未だに手作業に頼らなければ、ならない部分はたくさんある。又、高齢者の人脈は若者にはないものである。そのため、定年に関わらず働くとうのではなく、同じ雇用体系のもとで両者が働いていくことが望ましいと考える。例を出すならば、OJT(オンザジョブトレーニング)がある。先輩の背中を見て、後輩は育っていくのである。

☆臨機応変以前に、定年としての幅が必要であるため。定年を引き上ほうが良い。

☆技術の継承は、労働環境の改善に役に立つ。
・労働人口の減少は顕著であるため、それを若者がメインで負担すれば労働時間の延長等が避けられない。
・そのため、労働環境の改善よりも技術の継承を先に行い。土台を作ってから、若者の雇用を考えていくべきである。


☆現状では、高齢者が時代に乗り遅れているのが問題である。しかし、長期的に考えた場合において、定年を引き上げることがその解決策となりうる。

☆産業衰退と医療の発達は逆比例で相関している。つまり、年金や定年の制度の発足当初とは状況が変わっているため、制度も変えるべきではないか。















おわり

活動報告①「積極的に移民労働者を受け入れるかどうか?」

タイトルについて、下記リンク先にアップロードしたので、各自参照して下さい。又、当該資料については、書記で協力作成したものですが、内容等に不明瞭な点や、改善の余地がある場合は、積極的に更新していだけると有難いです。

http://sendi.web.fc2.com/data/imin_0417.docx

更新の方法については、下記リンク先のファイルマネージャーに同一ファイル名でアプロード(上書き)を行って下さい。(登録アドレスとPWは代表がメールで連絡します。)

http://fc2.com/

今回の「日本は移民政策を積極的に受け入れるかどうか?」というテーマについて、ディベートにおける皆の発言と、僕が影響を受けたことを基に、まとめてみたいと思います。↓↓




まずは、冒頭でのAさん(賛成派)の発言「移民労働者不足により、4月1日現在、都内で3件の保育施設の建設が間に合わず、園児がプレハブで学ぶ状況がある。」ことについて

ここで気付かされたのは、「労働人口不足という問題には一刻を争うものもある。」といった点。というのも、今回ディベ前の僕自身の見解は、長期的な影響力に偏ったものばかりだったためです。


Bさんや、Cくん(反対派)が指摘してくれた労働供給と需要や、保育支援制度のような問題の解決策には、長期での効果を視野にいれる必要があると考えます。しかし、すぐ目の前で困っている人々がいる状況ではどうでしょう?

加えて、政府与党の大量移民受け入れ姿勢の肯定について。この背景には、震災復興や東京五輪に向けたインフラ整備等の直近の問題も挙げられていました。




一方で、とあるネットの社会調査(n=1500)では反対派が7割近くを占めていたし、反対運動を行う団体が積極的な活動をしたりもしているようです。これらの反対派の人々の意見を見ていくと、一部で、積極的な移民の受け入れを日々の自分たちの生活への「阻害」として捉える人も散見されました。

Dさん(肯定派)が発言されたとおり、国際社会においての日本人の姿勢は少し消極的なのかもしれません。これについては、島国としての物理的独立性や、内需が強い経済性が背景にあると考えます。


しかしながら、21世紀に入り、IT革命により情報と産業は空間を越えるようなり、ついに減少が始まった日本の人口も、1億を下回る日も遠くないことから(ゆえに総生産、総所得は長期的に低下し続ける。)※1


僕たちは、従来の世代と比べれば確実な変化を求められる世代なんじゃないかと思います。そんな風に、国際競争世代にとっては、積極的な移民の受け入れにより、海外の人が日本に入ってくるというのは、逆にチャンスとも言えるのです。



一方で、経済成長の真只中で、今の日本のためにガムシャラに働いてくれた方や、定年退職して年金受給をして、今までのどおりの日本を平和に暮らしていきたいと思う方からすれば、予想しなかったこと(町にいきなり外国人がいきなり増えてしまう。)が起こる故の困惑も理解に至ります。

Aさん(賛成派)の実体験から、フランス人、ドイツ人も英語ができる人は少ないんだから、日本人も奥するな!という話もありました。

このように、世代や必要に応じ見解が異なるものの、国際化の時代を日本が避けて通ることは難しそうです。又、今回の積極的な移民受け入れの可否に関わらず、国際競争を求められる企業では、グローバル採用、英語力による昇進基準などにより、既にグローバルの渦中で戦っている人もたくさんいるようです。※2

今回のディベで、しゃちけんメンバーからも、積極的な移民受け入れによるデメリットとして、治安の悪化、文化の違いの制度的な解決に難航、参政権(今回のテーマから除外されている。)が挙がりました。(Eくん、Bさん、Fくん、Gさん)


ここで、少し僕の見解を付け加えさせて貰うと、まずは、「受け入れた移民がどこで働くのか?」という点について

Iさんが(賛成派)自身の親族の経験から発言してくれた、深刻な人手不足にある農業等の1次産業で働いてくれる移民の受け入れというのは、確かに産業の衰退には、必要不可欠な解決策となるでしょう。

又、産業構造の違いにより、人口密度の問題にはならないというOさん(賛成派)の意見もありました。


しかし、移民も自分たちの意思(インセンティブ)をもち、自分たちの損得を判断し、自由に自治体を移動すると考えた場合、長期的にみて産業衰退や地域格差の問題はどうなるでしょう?※4


次に「どんな移民を受け入れるのか?」とう点について考察すれば

日本がこれから受け入れるべき移民とは、Hくん(賛成派)が発言してくれたような、日本で不足している単純労働者※3なのか、それとも大橋さん(賛成派)が発言してくれた高度な知識や技能をもった職業エリートなのか。といった点です。※5※6

こうやって考れば、量と質の問題点にも思えるけど、冒頭でのAさん(賛成派)の発言による保育施設の建設のような先を急ぐ問題も直近に迫っています。

そして、長期的リスク軽減の観点から、今後の移民の受け入れには反対派の人が言うように、何らかの制約を付けるべきだと僕(反対派)は考えます。※7

それは、Bさん(反対派)が問題定義した「そもそもの国内の労働問題の解決」は、積極的に移民を受け入れるかどうか?といった観点だけでは、解決できないと考えるためです。※8





※1それでも、依然として、日本は、まあまあ裕福な1億人の市場であり、世界的にも大規模な市場である。又、同時に高齢者人口の増加による消費ターゲットの変化も進むだろう。例えば、コンビニ、ドラッグストア等の消費ターゲットは既にお年寄りに移行している。

※2今年の春、友達が見事に入社した某大手企業では、入社後の合同説明会からすべて英語で行われ、専門的な単語が多く、彼は何を言っているのか半分くらい聞き取れなかったなかったらしい。

※3最近では学歴に関わらず、居酒屋等でバイト(単純労働?)をしながら、夢を追う若者が多い。又、ゲームデザイナーや声優といった、独立して食べていくには狭き門を目指す専門学校も増加傾向にある。その背景には、経済的で裕福であり、持ち家がある両親のもとで暮らしながら最低限の生活費を稼ぎ、残りの時間は夢を目指すために充てるという若者の増加がある。都内の渋ハウスというシャアハウスでは15人程度の若者が暮らしていて、前者同様に月4万程度の生活費が稼げれば生きていける。

※4農業のためにきてくれた移民の親をもつ子供が、都市部での進学や就職を希望した場合等を考えてみてほしい。

※5例を出すと、「綱引きの勝敗」とかって話になる。10人のチームと5人のチームが戦っても、一人一人の頑張り次第で、5人のチームが勝つことができるのが、いま日本の経済学者の間で流行中の「全要素生産性」である。加えて、人手不足の日本チームへ移民としてきてくれた6人目が「優秀な指導者」ならどうだろう?

※6最近テレビで脳科学者の茂木さんが、東大生を集めて説教するという番組を見た。茂木さんの怒った言葉づかいが汚くて個人的にはきつかったけど、内容は日本の大学は国際的でないがために、海外から遅れているといったもので興味深かった。

※7日本は出遅れていると悲観的にならず、移民先進国の失敗例等も参考にしながら、これからの移民受け入れのあり方を考えていくべきだ。

例えば、オランダでは2007年に、一般の移民の規制を強化する「市民化法」が施行されている。それにより、オランダに居住する外国人には「市民文化試験」が課される。試験の合格にはオランダ語はもちろん、オランダ社会に対する様々な知識やマナーが要求される。

※8例えば、最近では女性を積極的に雇用しようって流れがあるけど、現状の社会支援制度だと子供を産むなってことにすら感じる。(特に都市部)政府だって確かに一生懸命動いていて、僕の会社でも「男性の育児休暇推奨」ってパンフレットが回ってきたけど、現状で取得している人は皆無である。それに自民党がいう「自助」の介護とかって、(積極的に女性が雇用された)共働きの家庭だったら誰がするのだろう?

良い議論とは

久しぶりの更新です。満足のいく記事が書けず、書きかけの記事が溜まっていました。

いろいろな意見が出たり、議題が難しかったりすると、纏めるのに苦労することが多いのです。
ブログの運用や議論の形式については改善の余地が有りそうです。


さて、話は変わりますが、一年間のまとめということで、「良い議論」とは何か綴ってみたいと思います。

私達が考える良い議論とは、複数の意見が存在し(要件①)、それらの意見の交換が成立している(要件②)議論です。

・要件①について
ヘーゲルの言葉を借りると、議論をする目的は、テーゼ(命題)とアンチテーゼ(反対命題)による矛盾からジンテーゼ(統合命題)を導き出すことにあります。
簡単に言うと、自分とは違う意見を聞いて、より良い意見をつくっていこうということです。
例えば、「ゆとり世代はバカだ」(命題)→「ゆとり世代にも賢い人もいる」(反対命題)→「ゆとり世代にはバカもいれば賢い人もいる」(統合命題)
といった具合です。
したがって、反対命題が存在しなければ、統合命題を導くことはできないので、同じ意見の人だけが集まって議論しても意味がないということになります。
「そーだそーだ」だけの議論では意味がないのです。

・要件②について
異なる意見が存在していても、それらが交換されなければ、統合命題を導くことができません。
異なる意見の人の話を聞くことと、自分の意見を相手が聞き取りやすく分かりやすいように伝えることが重要です。

相手がまだ話しているのに、それを最後まで聞かずに自分の意見を被せるのはダメな議論の典型例です。評論家を集めて議論させるテレビ番組がありますよね? 番組の中で、そのようなダメ議論がしばしば見られます。

他にも、1人だけが話し過ぎていたり、意見を伝えるのが上手く行かず、話が噛み合わなかったり等も好ましくありません

・まとめ 
一年間、私達が毎回これらの要件を満たす議論ができていたかは怪しいところがあります。来年度は「良い議論」ができるよう、頑張っていきたいと思います。

日和幼稚園被災バス訴訟 仙台地裁平25・7・17

久しぶりの更新です。
今回は少し背伸びして、法律問題をディベートで扱ってみました 。
テーマは、日和幼稚園被災バス訴訟について、仙台地裁平・25・7・17判決を支持するか否かです。

訴訟の経緯、事実の概要等については、以下のURL参照
http://tamutamu2011.kuronowish.com/youtiennbaisyoumeirei0917.htm
 
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2013/09/20130914t13012.htm

①そもそも、なぜ安全配慮義務が問題になるのか。
今回の事例で、保護者が損害賠償を請求する方法は2つあります。不法行為(民法709条)を理由に請求する方法と、債務不履行(民法415条)を理由に請求する方法です。

一般的に、前者よりも後者の方が原告に有利であると言われています。
その理由の一つは、不法行為の消滅時効にかかる期間が3年しかないのに対して、債務不履行は10年であること。
もう一つは、


プロフィール

HN:
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性別:
非公開
自己紹介:
こんにちは!ディベート・ディスカッションサークル社会知性研究会です。「社会知性の開発」(専修大学HP参照)を目指して、週に一度、7限終了後、討論を行っています。
少しでも興味のある方は、サークル代表までお気軽にメールをどうぞ。
sy8ken@gmail.com

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